時代のドラマを感じる
城跡にたつ旅館

みとろ荘は、昭和の風情漂う館内と心身ともに癒される温泉、彩と滋味に富んだ料理が自慢の旅館です。露天風呂のある温泉旅館は、兵庫県加古川市では唯一となっており、大阪・神戸からも1時間ほどで来訪いただけます。
田園風景を眺めながらゆったりと入る温泉には、洞窟風呂やさまざまな種類の露天風呂・内湯があります。四季折々の景色も楽しめるので、来るたびに違った楽しみ方をしていただけることと思います。
料理は旬の食材をふんだんに使い、その味わいを最大限に引き立てる料理を提供しています。季節ごとに変わるメニューは彩り豊かで、見た目にもお楽しみいただけます。
自然に囲まれた、昔ながらの懐かしい場所で、日常の疲れを癒し、穏やかなひと時をお過ごしください。

歴史と由来

現在のみとろ荘
現在のみとろ荘
井ノ口城の復元図
井ノ口城の復元図

井ノ口城跡に立つ
歴史を感じられる温泉旅館

昔、加古川の西方に広がる丘陵地に井ノ口城が築かれていました。
明徳2(1391)年に武功をあげた井口氏の城として伝えられており、下って天正6(1578)年の三木合戦では依藤氏の居城として、三木城と運命を共にしたといいます。現在も小高い段丘地形が残る跡地にみとろ荘が立っており、宿泊できる貴重な城跡と言えます。

みとろ姫
みとろ荘外観

井ノ口城
美登呂姫の悲話

赤松則村の砦として室町時代のはじめに建築された井口城は、15世紀前半になって赤松満祐の管下におかれました。当時の城主は井口家治。その時の姫が美しく心優しい美登呂姫でした。
当時、井口城に出入りしていた満祐の家来の青年が、姫のあまりの美しさに一目見て心を打たれました。ある年の「月見の祝」の席でやっとの思いで姫に近寄ることが出来た青年は、思いを告白しましたが、姫に申し出を拒まれ、それに腹を立てた青年は姫を刺殺し裏山に埋めてしまいました。しばらくして、その事実を知った民衆は姫の死を悼み、石仏を立てて奉りました。
その石仏は当地に現在もなお残っており、少し斜め下向きにたっている(美登呂姫が倒れる寸前まで美徳を守ったためといわれている)石仏の前に立つと、その時代にタイムスリップしたかのような不思議な気持ちになり、当時の情景がよみがえります。また、現在みとろ荘の建っている場所が井口城の本丸にあたり、下が「城下」、上が「弓場」と呼ばれ、今もなお水田の名前として地元民の間で呼ばれて続けています。

景色
みとろ荘より
加古川方面を望む

当旅館は、昔から地元の人にも親しまれ、多くのご家族やご友人との特別なひと時をお過ごしいただいてきました。
旅行や温泉の入浴だけでなく、さまざまなイベントでお泊まりいただくこともあり、たくさんの思い出がみとろ荘で紡がれてきました。
これからも、皆様の大切な時間をお過ごしいただける場所として、最高のおもてなしをご提供し続けてまいります。

展望寝湯

当館にお越しの際は、
どうぞゆっくりとお寛ぎください。
ご来訪いただける日を、
スタッフ一同心よりお待ちしております。